今日の季節 12/17〜12/21 鱖魚群がる(さけむらがる)

17.11/25-Sat/生活の知恵

“今日の季節”

日本には、1年を4に分けた四季があります。
さらに24に分けた二十四節気があり、さらに72に分けた七十二候があります。ほぼ5日周期で季節は移ろいでいるのです。

その変化に私たちは気づかずに生きているのかもしれません。
ところが身体と心はそのかすかな変化を感じとり、気づかぬうちにその環境の変化に対応してくれています。

二十四節気と七十二候に心を寄せる時間。
ほんの少し、いかがですか。

 

 

“2017年12月17日〜12月21日頃 鱖魚群がる(さけむらがる)”

 

季節の移ろい

 

“けつぎょむらがる”とも読みます。
けつぎょとは、中国北部に生息する淡水魚のことで鮭魚とも呼ばれます。
ただ、日本にはこのけつぎょは生息はしていないとされ鮭の方がしっくりとく
るのではないでしょうか。鱖魚ではなく鮭と記すパターンもあります。

意味としては、文字通り鮭が群れをなす頃です。
海で大きく育った鮭が群れをなして、故郷の川へ産卵のために遡ってきます。

 

 

“この季節の養生”

 

季節の移ろい

 

前回に続き、カゼの症状の中の「鼻水」に焦点を当ててみていきましょう。

今回は、漢方的な視点から見た鼻水の4つのタイプのうち2タイプをお伝えいたします。

①寒気が強いタイプ
冬のカゼの典型的なタイプと言ってもいいでしょう。

<鼻水の特徴>
水っぽい

<その他の症状>
白くて薄い痰が出る・熱があっても寒気が強い・特に背中がぞくぞくする

<原因>
主に背中や首筋の毛穴から、風邪(ふうじゃ)と寒邪(かんじゃ)が体内に侵入して起こる

<養生法>
体を温めて汗をかき、風邪と寒邪を撃退させることです。
温かいスープやおかゆに、生姜やネギ、しそ、パクチーなどをプラスして食べるとより体は温まり発汗作用も期待できます。

 

②カゼを引きやすいタイプ
寒がりな人に起こりやすいでしょう。

<鼻水の特徴>
水っぽい

<その他の症状>
疲れやすい・ちょっと動いただけで汗をかきやすいため冷えやすい

<原因>
体の表面を温める気の働きが弱いため、すぐに冷え、鼻水が出る
肺に気を供給する役目のある脾の働きも弱っている

<養生法>
体を冷やさないように気をつけること、そして、脾の働きを助けることです。
脾は消化吸収の働きを主に担っています。
消化に負担のかかるような食材や暴飲暴食は控えめに。
大豆などの豆類、山芋などの芋類、米などは脾の力を補います。

残りの2タイプは次回ご紹介いたします。

 

“この季節の豆知識”

季節の移ろい

 

今の季節、二十四節気では「大雪(たいせつ)」なだけあって、空模様を表す言葉たちも「雪」をイメージした名前が並びます。

真冬の空の曇り空の雰囲気は、分厚い灰色の雲が空を塞いで太陽の光を遮られている感じがしませんか。このような空のことを「雪曇(ゆきぐもり)」と呼びます。

また、今にも雪が降り出しそうな雲行きは「雪気(ゆきげ)」といいます。
雪の結晶のことを昔の人は、雪の華や六華(りっか)、銀花(ぎんか)などと呼んでいました。

晴れた日にちらちらと粉雪が風に舞っていることがありますが、その雪のことは「風花(かざはな)」と呼びます。

“この季節に行きたい歳の市

 

季節の移ろい

 

 

寺社の門前などで全国的に毎月開かれる定期市のうち、その年の最後の市のことを“歳の市”といい、正月用品が販売されます。

江戸で最も古い歳の市は浅草。1659年頃が始まりとされています。
浅草寺の境内で毎年12月17日〜19日に開かれます。

浅草寺歳の市も、日常用品に加え、新年を迎えるための品々が主な商品として並びます。その中に羽子板が加わるようになり、その華やかさから市のメインとなるようになりいつからか『羽子板市』と呼ばれるようになりました。

古くから続く年の瀬の風物詩を楽しみながら、新年の準備にも心を向かわせられるのもこの季節ならではですね。

 

 

参考文献

・『日本の七十二候を楽しむ〜旧暦のある暮らし〜』白井明大/東邦出版
・『和の暦』堀川波/朝日新聞出版
・『和の暮らし』小林さよ/KKベストセラーズ
・『よくわかる東洋医学』平馬直樹・瀬尾港二・稲田恵子/池田書店
・ 不変山永寿院HP http://www.eijuin.jp/News/view/10/388
・ 浅草寺歳の市公式サイトhttp://www.asakusa-toshinoichi.com

薬膳・ヨガインストラクター。Natural things代表。無理をせずその人本来の姿で日々を過ごせるよう、心身の健康のサポートに取り組んでいる。
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