今日の季節 1/25〜29 水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)

18.01/10-Wed/住まい

“今日の季節”

  

日本には、1年を4に分けた四季があります。
さらに24に分けた二十四節気があり、さらに72に分けた七十二候があります。ほぼ5日周期で季節は移ろいでいるのです。

その変化に私たちは気づかずに生きているのかもしれません。
ところが身体と心はそのかすかな変化を感じとり、気づかぬうちにその環境の変化に対応してくれています。

二十四節気と七十二候に心を寄せる時間。
ほんの少し、いかがですか。

 
 

“2018年1月25日〜1月29日  水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)”

 
七十二候

沢の水が厚く堅く凍る頃です。

 
 

“この季節の養生”

 

前回の予告通り、寒さに最も弱い『腎』に関連の深い症状に焦点を当てていきましょう。

今回は“不妊”についてです。

“妊活”という言葉が作られ、それは一時的な流行語のような形では終わらず、今ではすっかり世間一般に定着した言葉となりました。
それだけ、妊娠力を高めるために心身を整えなければいけない状態や環境で日々暮らしている人が多い時代ということなのかもしれませんね。

漢方的に考えられる、不妊の要因は大きく分けて3つです。
①血が不足している(血虚)
②血の流れが滞っている(瘀血)
③腎の機能のバランスが崩れている

この3つのどれかだけとは限りません。
併発している場合もありますし、
この3つに“気虚”(元気が無い状態、エネルギー不足)が併発していると考えられる場合もあります。

その他にも例えば②の瘀血の場合、ストレスで気が滞ったこと(気滞)から血の巡りも悪くなったパターンも考えられます。

さらに、ストレスによる影響が必ず『腎』に出るとも限らないのです。

そのストレスがどういった類のものなのか(イライラを生じさせるもの・恐怖を感じさせるもの・あれこれ思い悩まされるもの・・・など)で負担を受ける臓が違ってもきます。
また、その人がその時に最も弱っている蔵にストレスの影響が出やすかったりもします。
ストレスの影響が『肝』に出ている場合、それも不妊の要因としては大いに考えられます。
なぜなら『肝』は血を貯蔵し、気の流れを調節する場所だからです。
月経不順がある人は、肝のバランスが崩れているのかもしれません。

月経不順についてはまた別の時に改めて見ていきたいと思います。

色々と考えられる要因を述べてきましたが、
次回、本題の『大きく分けて3つの要因』をもう少し詳しくお伝えしていきます。

 
 

“この季節のまめ知識”

 

今では年中、しかも安価で手に入る“水菜”。
京菜という別名があるように、古くは近畿地方中心に出回っていた食材ですが、今では全国的にも出回っていますね。

年中見かけますが、実は今が旬の冬野菜です。

薬膳的に、この水菜を見ていきましょう。
大きく2つの働きがあります。

①清熱(せいねつ)といって、体の熱を冷ます作用があります。
ほてりなど体に余分な熱を持っていると感じる時など、熱を冷ましたい時に摂りたい食材です。
ただ、寒い季節ですので軽く火を通して体を冷やしてしまわないようには心がけたいです。

②滋陰(じいん)という働きもあります。
これは、体の水分を補う作用で体を潤します。
肌の乾燥も気になる、この季節の旬らしい作用ですね。
栄養学的にもビタミンCが多く含まれているので、肌へも良い食材というのが分かります。

 
 

“この季節に楽しみたいこと”

 

寒い季節に入ってからしばらく経ち、クリスマスやお正月など冬の大イベントも終えた頃に迎えた大寒の厳しい寒さの今日この頃。
もう寒さにはうんざり、春が待ち遠しくなってきたのではないでしょうか。

夏はシャワーで済ませる人も、冬はお風呂にゆっくり浸かるという人も少なくはないはず。
やはり寒い季節の方がバスタイムはよりくつろぎの時間となるのかもしれません。

寒さは底をついて、自然界は春に向けて動き出しています。
今の内に、バスタイムをアロマでより満喫してみるのもいいのでは。

ナチュラルなバスソルトを手作りすると、その段階か癒しやリフレッシュの時間が始まります。

用意するものは天然塩とお好きなエッセンシャルオイル1〜3種類だけ。
(エッセンシャルオイルは、専門店など信用のできるお店での購入をお勧めします)

それをざっくりと混ぜれば、それでもう完成です。
バスタブにざざっと入れて、お好きな香りに包まれた時間は1日の疲れも忘れさせてくれるでしょう。

エッセンシャルオイルはそれぞれ作用を持っていますが、その時にあなたが好きだなと思う香りのもので大丈夫です。
好きだなと思う香りは、今のあなたの心身が必要としているものだから、と考えられています。

ただし、種類によっては刺激が強かったり、体質的に合わないものもあります。ご購入される時に店員さんなどにご相談されるとより安心です。

次回はもう少し掘り下げて、いくつかのおすすめエッセンシャルオイルの作用についてお伝えしていきます。

参考文献
・『日本の七十二候を楽しむ〜旧暦のある暮らし〜』白井明大/東邦出版
・『女子漢方』矢久保修嗣・木下優子・上田ゆき子/法研
・『よくわかる東洋医学』平馬直樹・瀬尾港二・稲田恵子/池田書店
・『薬膳素材辞典』辰巳洋/源草社

薬膳・ヨガインストラクター。Natural things代表。無理をせずその人本来の姿で日々を過ごせるよう、心身の健康のサポートに取り組んでいる。
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