二階建て住宅を平屋に建て替えることは可能?

19.02/02-Sat/リノベーション

古くなった住宅をリフォームする場合、部屋を増やしたり居住するスペースを増大させることを考えがちですが、その逆もあります。二階建てを一階建てにし、居住するスペースを狭くするのです。これは日々のメンテナンス性を向上させ、維持費やエネルギーを低減させますから高齢者にとって有益なものとなります。子供さんが独立された方などはこの考え方をぜひ参考にされてはどうでしょうか。

“リフォームも色々パターンがある”

 

 

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リフォームと言うと、部屋の間取りを変えたり収納箇所を増やしたりと新しくスペースを作るイメージがあると思います。しかし近年、逆に居住するスペースを減らしたり、小さくする減築という概念も広まっています。これは二階建てを平屋にし、耐震性を増したり、子供が独立し居住人口が減ったため部屋が多く必要なくなったということで行われることが多いです。また部屋や居住スペースが少なくなったことにより、掃除やメンテナンスの必要がある部分が減り、生活が楽になるという側面もあり、同時にバリアフリー化を行うこともよくあります。更には居住スペースが減ることで固定資産税が安くなることも見逃せません。加えて、地震発生のときもそうですが、台風の襲来時、二階建て住宅が受けるエネルギーの強大さにいろいろ考えさせられたという方も少なくなく、更に二階の階段の上り下りにも辟易していたという高齢者の存在もあります。

“一階建てにするメリットは?”

 

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先述のように平屋にすることで二階に上る労力がなくなり、高齢者にとってこれほど楽に感じることはありません。上らなければいいと考えるかもしれませんが、人が居住しなくても掃除はしなければならなく、定期的なメンテナンスやチェックは必要です。クロスやサッシは思いのほか掃除に時間がかかります。

また二階建てから平屋にすると耐震性向上が大きく期待できることになり、これも先述しましたが台風の凶暴な強風を受ける面積が激減、住宅が揺れる恐怖を感じることがありません。そして家の中での移動も大変楽になり、足腰が弱ってくる高齢者にとってありがたいことこの上ないものになります。これは階段から転ぶなどという、若い人は考えられない恐怖からも解放されることに繋がります。加えて居住スペースが狭くなれば、減税申請により、年間少額とは言えない固定資産税をかなり減額することが可能になります。

“一階建てにするデメリットは?”

 

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デメリットは高齢者が居住するならほとんど考えられませんが、あえて言えば、以前のたくさんの部屋があったままのほうが良かったと考えることでしょうか。元の状態にすることは多大な費用がかかりますから、平屋にすることは慎重に考えてから実行に移さないとなりません。また二階から眺める景色が楽しめなくなったというケースもありますから、この点からもじっくり考える必要があります。それから収納スペースが少なくなったと感じるかもしれません。

しかし現代の建築技術はそれをカバーするものがあります。以前の建築では考えられなかった収納方法が、近年の収納設計では可能になることも多くあります。二階建ての景色が欲しいという場合、ロフトを設置したり、天窓を設け、いつでも天空を眺められる工夫も現代建築では可能です。屋根裏部屋を設けるという方法もありますから、平屋でも工夫次第でどうにでもなることが多いのです。

“まとめ”

近年大地震や台風の襲来を考えて新築を建てる場合でも、平屋で建てるケースが増えています。現代の建築技術は発達しましたから、平屋でも二階建てと同レベルの居住・収納スペースを確保することは難しくありません。子供が独立し、部屋があまり必要なくなったら、二階建てから平屋にリフォームあるいは建て替えを実施し、メンテナンス楽に、そして減税を図ることは有益だと考えます。


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